上司の仕事

上司の仕事|ブレイブトレイン

「マネジメントで悩んでいます。上司の仕事って、何なんでしょうか」

 

このような質問をいただきました。

 

あなたは、上司の仕事って、何だと思いますか。

 

 

 

 

指示を出すこと?

 

 

目標を与えること?

 

  

部下のやる気を引き出すこと?

 

 

責任をとること?

 

 

 

 

様々な答えが返ってきそうですが

わたしが考える「上司の仕事」とは、

 

・出した指示を、完結するまで後追いすること

・部下の仕事に対してフィードバックをおこなうこと

 

この2点が基本です。

 

 

 

 

1 出した指示を、完結するまで後追いすること

 

上司の仕事とは、指示を出すことではありません。

出した指示を後追いし、完結するまで確認するのが、上司の仕事です。

 

指示を出したままで、後追いをしないことを

「丸投げ」と言います。

 

 

「丸投げ」した場合

その指示が予定どおり進むか、予定どおり完遂できるか否かは

全て部下の能力と意欲にかかってきます。

 

ある意味、ギャンブルです。

 

 

それは、タクシーに乗ったとき

「新宿駅東口までお願いします、ルートはお任せします」

と運転手さんに一任してしまう危うさに似ています。

 

 

「分かりました」と運転手さんは答えたものの

 

もしかしたら、この街に詳しくない人かもしれません。

 

あなたが想定していた道ではない道を使うかもしれません。

 

勘違いして、原宿駅を目指してしまっているかもしれません。

 

 

 

たまたまアタリの運転手さんであれば

あなたが何も言わずとも、予定どおりに目的地に到着することでしょう。

 

〇〇のところを直進する形でいいですか?

渋滞しているので抜け道を使いますね、などと

こちらから聞かずとも、確認・進捗報告までしてくれます。

 

 

でも、アタリの運転手さんじゃなかったとしたら・・・?

 

出した指示の後追いを怠り

「絶対に乗らなければならない列車」の発車時刻が近づいてから

今、どの辺走ってますかね?と確認するのでは、遅いのです。

 

 

 

仕事も同じです。

 

出した指示が「絶対に達成されなければならないもの」であるほど

指示が正しく伝わっているか、予定どおり遂行されているか、といった

後追いが欠かせません。

 

 

 

「俺が責任をとるから、好きなようにやれ!」

 

なんて、カッコいい上司風のセリフもありますが

それにより損失が生じた場合、

その責任がとれるのは経営者だけです。

 

部下の尻拭いや謝罪対応も上司の仕事のひとつではありますが

関係者に頭を下げたところで、損失そのものが埋まるわけでありません。

 

 

万が一、損失(得られるべき利益やそれに割いた人件費等含め)が出たら

自分の給与から補てんします!くらいの「覚悟」がない限り

「本当の意味で好きにさせる」という行為はしてはいけないのです。

 

 

デキる上司は

「俺が責任をとる、好きにやれ!」と

部下を受け身の仕事から解き放ち、冒険させながらも

それとなく後追いや進捗確認をしているものです。

 

部下が自力でもがき突き進む姿を、遠くから追いながら

危険水域に入る前に、そっと助け舟を出せる準備があるからこそ

「好きにやれ」という指示が成立するのです。

 

 

 

 

2 部下の仕事に対してフィードバックをおこなうこと

 

もし、絶対に突破したいペーパーテストがあったとしたら。

 

必ず事前に模擬テスト受け、採点し

それが合格ラインにあるのか

どこで間違いが生じたのかなど、確認をしますよね。

 

 

仕事において、フィードバックが無いのは

テストのマルつけをしないのと同じです。

 

採点をしなければ、どこが正解でどこが不正解か分からないのと同じように

フィードバックが無ければ

部下は、自分の仕事が良い仕事だったのかそうでないのかが判断できません。

 

部下を評価するのは上司や会社であり

部下自身は、自分の仕事を評価する立場にないためです。

 

 

フィードバックが無いと

部下たちは、それが正しいのか正しくないかも分からないまま

昨日と同じことを今日も繰り返したり

自分なりに試行錯誤しながら進めることになります。

 

 

 

仕事においては、結果が全てです。

評価されるのは結果であり、過程ではありません。 

 

となると、たとえば営業マンであれば

売上目標をクリアできるかどうか、といった結果が全てになってくるため

上司も結果結果、と結果にばかりフォーカスしてしまうのですが

フィードバックが必要なのは、結果だけではありません。

 

 

スポーツの場合、コーチや監督は

試合中はもちろん、日ごろの練習から

選手の動きに対して指導、修正をおこないますよね。

 

仕事も同様に、

結果までの「過程」に対しても指導、修正をおこなうのが

監督者である上司の役割です。

 

 

最終結果にしかフィードバックをおこなわないのは

コーチや監督が練習も試合も選手の思うようにさせておいて

試合の結果にしかフィードバックをしないのと同じです。

 

 

 

フィードバックしようにも、なかなか部下から報告があがってこない。

 

という場合は

 

部下は、上司からのフィードバックが無いから

報告を怠っているのかもしれません。

 

部下は、上司からのフィードバックが無いから

その報告業務は「大事な仕事ではない」と捉えているのかもしれません。

 

 

日報や週報など、定期報告を義務付けている会社も多いことと思います。

 

でも、それに対しフィードバックをおこなえている上司は

果たしてどれくらいいるのでしょうか。

 

 

もしそれが、フィードバックするに値しないような内容の報告なのであれば

今すぐその不要な業務をカット・縮小し

結果を出すために必要な情報の報告をする仕組みづくりと

それに対するフィードバックに時間を割くべきです。

 

 

フィードバックの得られない報告は

返信のないラブレターのようなものです。

 

送っても送っても、反応がない。

 

届いているのか、見てくれているのか、気持ちが届いているのか不安になり

次第に送っても意味がないのでは、と考えるようになる。

 

 

でも、相手から返信が届いたら。

 

また手紙を出したくなりますよね。

 

手紙をちょうだい、とお願いする(指示を出す)だけでなく

それに対して反応(フィードバック)することが

相手を行動に駆り立てるのです。

 

 

 

 

 

こうやって書き出すと

部下を持つ、とは大変なことだなあ、と改めて感じます。

 

人の管理は、めちゃくちゃパワーがいりますが

上司という仕事は

部下の存在があってこそ経験できる仕事。

 

自分以外の誰かの成長や未来への可能性を引き出せる

大きな価値を持つ仕事でもあります。

 

ぜひ、上司の仕事を 重荷ではなく 誇りに思い

楽しんでいただけたら嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

個別相談・個別レッスン、お受けします。  ※URLが変更になりました

https://www.brave-t.com/service/learn/counseling/

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

メールマガジンで、情報収集しませんか。

 

週に1回、ビジネスパーソンのあなたに役立つ情報をお届けします。

購読は無料、不要なときは簡単に解除できます。

 

ご登録はこちらから。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━