新入社員研修に力を入れてもムダな会社

新入社員研修に力を入れてもムダな会社|ブレイブトレイン|ブログ

「今年は何名、新卒社員が入る予定ですか?」

 

早くも、2月下旬。

お客様と、このような話題が出る機会も増えてきました。

 

 

新卒社員、いいですよね。

 

社内の空気もフレッシュになりますし

彼らの姿から新たな刺激をもらえたりもして

新卒採用が企業にもたらすパワーの大きさを感じます。

 

 

そんな新卒社員の教育研修に、並々ならぬ情熱や、費用を投じ

大きな期待をかける企業も少なくありません。

 

 

彼らの可能性は無限大。

 

 

特に、入社時のまっさらな状態にどんな学びを提供できるかは

組織の底上げはもちろん

彼らの仕事人生に大きな影響をもたらします。

 

 

新卒新入社員をどのように受け入れていくか

どのように教育研修を実施していくかは

企業にとっても、当事者たちにとっても、大変重要なことです。

 

 

 

が。

 

 

 

どんなに新卒新入社員研修に力を入れたとしても

ムダな会社があります。

 

 

 

 

それは

 

 

 

「既存社員のレベルが低い会社」です。

 

 

 

 

 

 

新卒新入社員たちが、入社後に会社から指導を受けるのは

主にこの3つです。

 

 

――――――――――――――――――――

 

1 マナー(ビジネスシーンにおける礼儀作法)

言葉遣い、名刺交換の仕方、メールの送り方、など

 

 

2 モラル(常識、道徳、倫理)

約束を守る、挨拶をする、行動に責任を持つ、SNSの使い方、など

 

 

3 業務、就労に必要な知識

市場理解や業務に必要な知識の習得、服務規程、ハウスルール、など

 

 

――――――――――――――――――――

 

特に、マナーとモラルは

新入社員のときほど、徹底的に指導を受ける機会はないでしょう。

 

新たなステージに飛び込んだ彼らは

必死にそれを学びますし、習得しようと努力します。

 

 

 

しかしながら、そんな彼らの毒にも薬にもなる存在。

 

 

 

それが、既存社員です。

 

 

 

 

自分は自分、人は人。

 

頭では分かっていても

感情や環境によって思考や行動が左右されたりするのが

人というものです。

 

 

 

遅刻がちだったり、会社や世の中のルールを破る先輩社員がいれば

 

「研修では約束を守れ、と口すっぱく言われたけど

 なんだかんだいって、社会人ってそこそこルーズでも許されるんだな」

 

と受け取ります。

 

 

 

どんなに正しい言葉遣いの指導をされようとも

先輩社員が学生のような言葉遣いをしていれば

あっという間に学生時代に逆戻りです。

 

 

 

意気揚々と、仕事に情熱を持っていても

会社や仕事に対する恨み節を言いながら働く先輩のそばにいると

「うちの会社は…」なんていっちょ前にぼやきはじめるのも時間の問題です。

 

 

 

常識的な人であれば

モラルの低い先輩や上司からの指導は素直に受け止められない

ということもあるかもしれません。

 

 

 

 

もちろん最終的には「その人次第」なので

環境に流されることなく

「自分がどうありたいか」を貫ける人もいます。

 

 

とはいっても「社会」のものさしを知らない彼らは

すぐ身近にいる先輩社員の背中から「社会」を学ぶほかないのです。

 

 

 

教育研修は、あくまでも「気づく」「知る」きっかけの場です。

 

それを生かし、自分の糧にできるか否かは実践の場にあり

実践し続けることで習慣となり、はじめて自分の財産になります。

 

実践し続けられるか否かのカギは「本人の意思」。

 

それに次いで大きな影響を及ぼすのが「環境」です。

 

 

学んだことと、実社会での一貫性がなければ

実社会に行動を寄せていってしまう。

 

それが自然な心理ではないでしょうか。

 

 

 

 

「割れ窓理論」という環境犯罪学の理論があります。

 

 

割れた窓を放置していると、他の窓も割られやすくなる。

割れ窓が増えるにしたがって、地域のモラルが低下し、犯罪のおきやすい地域になる。

 

※ 放置されたままの窓が、誰も関心を寄せていない、というメッセージになり

他の窓も割って構わない、ここにルールは存在しない、という認識にさせる

 

 

ゴミが落ちている場所では、ゴミを捨てられやすく

チリひとつなくキレイな場所では、ゴミを捨てづらい、というのもそうですね。

 

 

 

 

割れ窓理論を、会社組織に置き替えてみたとき。

 

 

あなたの職場に、割れ窓はないでしょうか。

 

 

社会人らしからぬ言動や、ルール違反、嘘、

整理整頓のされていないオフィス、共用物の私物化、乱雑に扱う行為。

 

無論、それ自体が仕事に大きな損害を与えることは

ないかもしれません。

 

 

でも、気づいたら。

 

 

会社が無法地帯になっていた。

業績が傾いていた。

社会(顧客)からの信頼を失っていた。

 

 

小さな割れ窓が、次第に職場の士気を下げ、モラルを低下させ

結果として大きな損害を導いてしまうことがあります。

 

 

 

たとえ今、割れ窓があったとしても

それに気づくことさえできれば、あとは修理をするだけです。

 

 

割れ窓を認識すること。

できていないことに気付くことは、ときに痛みを伴います。

 

でも、そこに必ず成長があります。

 

気付くことから、始まるんです。

 

 

 

社員教育の場は「研修」だけではありません。

割れ窓のない「日常」こそが、社員たちにとって最も大きな学びの場となります。

 

新卒社員にとっても、既存社員にとっても

大きな影響を与える「日常」を整える。

 

 

当たり前のことを、徹底的に、ちゃんとやる。

スポーツでも、基本ができているチームは強いと言われますよね。

 

少しずつ、できることからで構いません。

 

 

全部を一気に変えることはできなくても

ひとりが変われば、組織は必ず変わります。

 

一般社員だろうがリーダーだろうが経営者だろうが

たったひとりの変化が、組織全体に変化をもたらすのです。

 

 

春に迎える、新卒社員たちのために

そして何よりも、自分自身のために。

 

凡事徹底、していきましょう。

 

  

 

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