言えども言えども、指示どおりに動かない。

言えども言えども、指示どおりに動かない。|ブレイブトレイン|ブログ

子どもと食事をしているときにいつも気になる、

口を開けながら食べる癖。

 

そこで注意します。

 

 

「くちゃくちゃ食べないで!」

 

 

「口を閉じて食べてくれる?」

 

 

 

ときにはわざとくちゃくちゃやってみせて

周りからこんな風に見えている、かっこ悪いでしょ、と伝えたりもしますが

一向に改善の兆しが見られませんでした。

 

 

 

でも・・・

 

私は大発見をしてしまったのです!!

 

 

 

 

「モグモグ食べてくれる?」

 

 

 

 

と伝えると、少しの間だけ直る!ということを!!!

 

 

もちろん、それは短い時間のことで

気が緩むといつものくちゃくちゃ食いに戻ってしまうのですが

「モグモグ」→「ちょっと直る」を繰り返し確認するうちに、痛感しました。

 

 

 

彼は「口を閉じて食べる」という

【意思や能力がない】から

実践できなかったわけではない。

 

 

くちゃくちゃ食べないとは、どういうことなのか?

 

口を閉じて食べるとは、どういうことなのか?

 

 

それがどういったことを指しているのかが

【曖昧(あいまい)】だったから

求められている行動を実践できなかっただけである、ということを。

 

 

 

 

 

言っても言っても

望んだとおりの行動をとってもらえないとき。

 

私たちはつい、相手を批判してしまいがちですが

伝える側、お願いする側、指示を与える側にも要因がある。

 

 

 

これは、親と子という間柄だけの話ではなく

仕事においても同様のことが言えます。

 

 

ビジネスシーンでよくある「曖昧な指示」

たとえば、メールの文章。

 

 

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添付にて資料をお送りします。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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よく目にするパターンですが

 

これだけでは、受信者側はその後のアクションの指定がないので

自己判断で動きます。

 

たいていの場合、受信者にって楽なやり方を選ぶでしょう。

 

 

それなのに、送信者側は

「相手はきっとこんな風に動いてくれるだろう」などと

一方的に期待を寄せてしまうのです。

 

 

 

相手にこういうアクションをとって欲しい

という「要望」があるならば

 

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「何卒よろしくお願い申し上げます。」

 

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だけでは伝わりません。

 

 

 

自分の常識と相手の常識

自分の意図と相手の意図

それらが必ずしも合致するとは限らないのです。

 

【そのアクションが大事なものであればあるこそ】

明確に示す必要があります。

 

 

 

例えば

 

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ご確認の上、1月31日(水)12時までにご返答いただけますと幸いです。

 

 

 

ご了承いただけるようでしたら

「申込者」欄に記名、ご捺印いただき

本メールに添付する形でご返信をお願いできますでしょうか。

 

 

 

参加をご希望されない場合も

その旨ご返信いただけますと幸いです。

 

 

 

ご覧いただき

〇〇様の率直なご感想をお聞かせいただけますでしょうか。

 

 

 

お目とおしいただき、修正が必要な箇所や

ブラッシュアップできるポイントがありましたら

ご指導いただけないでしょうか。

 

 

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たとえば

作成した資料の確認、というタスクであったとしても

受け手によって捉え方は異なります。

 

 

・内容だけ確認すればいいのか

 

・「てにをは」や誤字など、表記の修正指示が必要なのか

 

・言い回しの分かりづらさなど、細かい表現も直した方がいいのか

 

・デザインなど視覚的な見やすさもテコ入れした方がいいのか

 

 

 

その指示(相手にどうしてほしいのかの明示)が曖昧であれば

受け手は受け手の感覚で「確認」をおこなうでしょう。

 

 

 

指示が曖昧なメールはよく見かけるので

今回はそれを例に挙げましたが

仕事における「曖昧な指示が生むギャップ」はこれに限りません。

 

 

 

もちろん、ビジネスの場では

全てを言わずとも

相手の言わんとしていることを汲み取る力が不可欠です。

 

人材育成、という視点においては

1から100まで細かく指示を出さずとも、主体的に動ける部下を育てるためには

常に細かな指示や正解を与え続けるのは逆効果になりかねません。

 

 

 

しかしながら

「同じ指示を繰り返しても、求める結果が得られない」とき

 

 

そして

「その内容が極めて大事なこと」のときは

 

 

「できないヤツだな」と

部下を責めたり嘆いたりする前に

今一度、自分がどんな指示を出しているのか考えてみてほしいのです。

 

 

それは、受け手によって捉え方が変わらない

明確な指示になっているでしょうか。

 

 

 

早く、とはどういうことなのか。

 

ちゃんと、とはどういうことなのか。

  

任せる、とはどういうことなのか。

 

 

 

私が子どもに「くちゃくちゃしないで」と言い続けてしまっていたように

「くちゃくちゃしない」とは何か

受け手が正確に認識できない指示になってしまってはいませせんか。

 

 

 

 

物事が思いどおりに運ばない。

 

 

その事実を、自分の価値観、自分の基準だけで考えて

相手の不出来のせいにしながら

相手がいつか気づいてくれるのを待ち続けるよりも。

 

自分の意図する行動を相手にとってもらえるように

自分のボールの投げ方を変える。

 

 

その方が、圧倒的に効率的に、そして生産的に

得たい結果を導いていけるのではないでしょうか。

 

 

 

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